スコットランド音楽のゆうべ - Bagpipes and a Harp - 

テーマ:バグパイプの第一人者がハープと共演
日 時:2009年9月26日(土) 18:45〜
場 所:西宮フレンテホール
参加者:約70名

 
 バグパイプ奏者の第一人者であり、世界で初めて博士号を取得したリンゼイ・デヴィッドソン博士来日の機会を得て、博士の希望でもあったハープとの共演をというJSS関西主催のコンサートが実現しました。ハープはアイルランド・リムリック大学大学院留学の経験がある中西佐智子さん。

観客はハイランダーズのコスチュームを纏った幼稚園のお子さんとお母さん方をはじめ広い年齢層の方々が集まり、家庭的な雰囲気の中で始まりました。
受け付け ホール客席の雰囲気

 まずは中西さんのハープ独奏から。アイリッシュハープはグランドハープよりやや小ぶり、その繊細で透明な音色は心地よいものでした。白いロングドレスに長身を包み、曲線の美しいハープを抱えての演奏は、まるでプレラファエロ派の絵のようでした。

次は博士が登場。最初はグレート・ハイランド・バグパイプ、共演ではその音量が大き過ぎるので、小型のスモールパイプやボーダーパイプと3種類の楽器を使っておられました。屋外の演奏に比べてホールでは、バグパイプの音量というか存在感が一層際立ったものになりました。また、中西さんの通訳で、博士が演奏する曲目や楽器、歴史などの説明をお聞きし、この不思議な楽器がいっそう魅力的に感じられました。
はじめは中西さんのハープから スモールパイプとハープの共演

 博士の説明で印象的だったのは、パイパーはいわば歴史の語り部であるということ。実はその昔その座をハーピストから奪ったのだと、中西さんの通訳でジョーク交じりに語られました。また、語り部ゆえに現代でも次々に新しい曲を作るそうで、ポーランド在住時に演奏会の間際にハーピストである夫人の歯痛が起こり、それも曲にしたとか。「Koszalinskie Toothache」という曲が本当にあったので、びっくりしました。
また、博士の指使いの素晴らしさはさすが第一人者のもの、すっかり目を奪われてしまいました。あとでスタッフがどうしたらあのように指を使えるのですかと伺ったところ、2週間練習すればよいとのこと、まさか!!!

お二人の共演は、息のあったすばらしいもので、勇壮な音色と優しい音色の作り出す音の世界を満喫しました。まだ夏の暑さの残る9月26日、ハイランドの清清しい大気を運んでくださった演奏会は、アンコールに応えた「蛍の光」で幕を閉じました。(香川記)
ボーダーパイプの演奏 おなじみのグレートハイランドパイプ
演奏後ロビーにて CDもたくさん売れた?

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