◆スコティッシュ・デイ2017◆
JSSスコティッシュ・デイ2017 in 東京 Shall we Burns?
高橋代表挨拶
着任したばかりのマッデン大使のご挨拶
通訳する三鍋会員
協会タータンのネクタイとサッシュを
プレゼントさせて頂きました
「時は過ぎ去ってしまい、縁故は薄れてしまうから、いまここで盃を交わし、食物を分け合い、手を取り合って踊る。」スコットランドの民謡でよく歌われる言葉たちである。ときにはCaledoniaのように、ひっそりと熾火をかこんで。あるいは、Auld Lang Syneのように、人々が輪になって。

不思議なものである。遥か彼方英国の、北方の辺境に発展したスコットランドの文化がこの日本でこうも色濃く受け継がれている。銀座の一角で、ハギスが讃えられ、バグパイプが吹き鳴らされ、バーンズの詩が吟じられ、ゲール語の歌が歌われる。ウイスキーを片手に、思い思いの形でタータンをまとった人々が、スコットランドばなしに花を咲かせる。今風の学生もいれば、どこかの会社の偉い人もいて、英国大使もいれば、主婦もいる。普段は話の折をつかむことのない人々が、アザミとユニコーンの旗の下に集い、縁故を紡ぎ、繕う。
足を踏みならす勇ましい行進曲が流れ、剣の歌が会場に響くかと思えば、愛する人に寄せる舟歌がさざめく。

スコットランドの誇り高いイメージと、それを支える人々の生活が紡ぎ出してきた歴史と文化は、決して一枚岩ではなく、受け取る人々もまた様々だ。だがその差異にこそ、かの国の魅力がある。戦と愛が生み出すロマンスに心酔し、あるいは独特な言語に傾倒し、多様な酒に魅了される。
そして一年に一度のスコティッシュデイに各々が各々のスコットランドを語り、最後にはみなが手を取り合ってケイリ(フォークダンス)を舞う。老人も若者も区別なく、スコットランドの国旗をなぞるステップを踏み、汗を流す。こうやって一年に一度、私たちは集い、五感でスコットランドを楽しむ。

そしてまた、盃を交わして別れる。また来年のこの日、互いの健康を讃え合い、更に深くなったスコットランドへの愛と造詣を披露できること願いながら。
(村山淳)
(写真提供:平岩一美)
セルカークグレース
食前の祈りを唱えるチャールズさん
同じく中尾会員
ハギスセレモニー
聞き入る聴衆の皆様
ハギスを召し上がる大使ご夫妻
バーンズの詩を朗読するチャールズさんと三村会員
同じく新保会員
今年はみんなで朗読しました。
「ゲール語でスコットランドの文化を学ぶ会」
の会員たち
ゲール語の歌を朗読して→
歌います
「スコットランドを語る会」の報告
東京パイプバンドの演奏
読書会の報告
関西茶会倶楽部の報告
ホワイトヘザークラブの演奏
タータンクラブのデモンストレーション
会場の皆様も踊ります!
最後は全員でAuld Lang Syne

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