2023年7月22日(土) 13:30〜15:30 参加者7名 |
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「Ae Fond Kiss」優しいキスを一つ
「Ho ro my nut-brown maiden」ホロー私の焦げ茶色髪の娘 「Nancy Whisky(Calton Weaver)」ナンシーウィスキー(カルトンの織り手) 昨年はコロナ禍で活動できませんでしたが、今年度は再開、協会に4人集まり、リモートで3人の参加でした。 久しぶりの顔合わせはやはり良いものですね! 復習曲の「Ae Fond Kiss」は、ロバート・バーンズの有名な詩。 彼はエディンバラの人に恋をしますが、彼女には別居中のご主人がいて、ジャマイカに赴任中のご主人の元に行ってしまうことになる、その別れの悲しさ、苦しみを歌ったもの。当時ジャマイカに行くというのは、永遠の別れを意味していたそうで、会わなければ良かったのに……と嘆く、本当に切ない、美しい歌でした。 2曲目の復習曲は「Ho ro my nut-brown maiden」。 nut-brown maiden を白人でなく黒人の娘と誤解してしまう人が多いそうですが、実は焦げ茶色の髪の娘を想うチャーミングな愛の歌。この曲は小学校でも必ず習う、リズミカルで軽快なメロディで、子供たちが楽しそうに歌う姿が目に浮かぶようでした。 3曲目は新曲「Nancy Whisky(Calton Weaver)」 グラスゴーの南西に位置するカルトンという町は紡績で栄え、織り手は18世紀イギリスの産業革命の重要なこの産業の担い手でした。その織り手たちは大変なステイタスがあり、給料も高かったそうで、この歌はそんな男たちがお金がたまるとグラスゴーに行き、パブで飲んだくれ、女に溺れ、やがてお金も無くなりぼろぼろになる・・・・そこで反省!またカールトンに戻り仕事しよう!、みんなウィスキーとナンシーにはご用心!というストーリー性のある戒めの歌です。織り手の安定した生活に飽きて鋳掛屋さんとして町から町へ肉体労働もいとわない何でも出来る便利屋さんとして放浪し、そこで新しい歌を仕入れながらそれをまた新しい街でも披露する……そんな男たちが多くいたようで、この歌にはそんな歴史、社会的背景があり、いろんな歌詞で歌い継がれてきたということです。 上手でないとなかなか歌えない歌ですが、フォークシンガー達にはとても好まれたそうです。私たち[Whisky,whisky,Nancy Whisky, Whisky,whisky,Nancy]のコーラス部分はとても元気に歌えました! 次回もリモートも使いながら開催予定です。 みなさま是非ご参加ください(^^♪ |